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こんにちは、TAKIブログ編集部です。突然ですが皆さまは、アートディレクターという職種を聞いたことがありますか?デザイナーという職種に注目が集まりがちなこの業界ですが、実はそれらを束ねるアートディレクターこそ、デザイン会社の屋台骨と言っても過言ではありません。今回はそんなアートディレクターという職種について、詳しくご紹介していきます。

デザイン会社の屋台骨、アートディレクター

デザイン業界において、世間的に最も知名度の高い職種と言えば、デザイナーをイメージする人が多いのではないでしょうか。確かにデザイナーは、一つの作品を描き上げる存在であり、彼ら無くしては数々の素晴らしいデザインは世に出ぬままに終わってしまうでしょう。

しかし一方で、デザイナーがたくさんいれば、素晴らしいデザインが数多く生まれるのかと言えば、決してそんなことはありません。デザイナーが作品を生み出す前に、そもそもどのような方向性の作品とするのか、クライアントが抱える課題をどのようにして解決するのか、そうしたデザイナーが作るべきものは何かを定めていく存在が必要です。

そしてその存在こそが、アートディレクターです。デザイン業界に詳しい人でなければ、あまり聞き馴染みのある名称ではないかもしれませんが、実はこのアートディレクターこそが、世に出るデザインの大元となのです。

編集部ブログ アートディレクター

 

日本で活躍する著名アートディレクター

アートディレクターという職種の重要性について知ってもらったところで、現在日本で活躍している著名なアートディレクターについても紹介しておきましょう。

一人目が佐藤可士和さん。ユニクロやセブン&アイグループ、さらにT-POINTや今治タオルなど、私たちが日常生活の中で度々目にする企業やサービスのロゴマークは、実は佐藤可士和さんがアートディレクターとして作成を担当した作品です。佐藤可士和という名前や、それぞれのロゴを知っている人は多いと思いますが、それがアートディレクターとしての仕事とつながっているとは思わなかった人も少なくないのではないでしょうか。

二人目が澁谷克彦さん。現在は独立して活動していますが、長く資生堂宣伝部に所属し、ポスターや資生堂の企業文化誌『花椿』のアートディレクターを担当してきました。現在活躍されているアートディレクターは広告会社出身の人も多いので、メーカー内の宣伝部で名を上げていった澁谷克彦さんのようなケースは珍しいと言えるかもしれません。少し話は逸れますが、大人気漫画「島耕作シリーズ」の主人公島耕作も、シリーズ当初は広告課で自社カレンダー作りをしていましたね。澁谷克彦さんと少し通じる部分があるかもしれません。

三人目が原研哉さん。MUJIや蔦屋書店のデザインが代表作で、他にも長野オリンピックの開閉会式プログラムやNTTドコモの「らくらくホンベーシック」なども手掛け、数々のデザイン賞を受賞しています。現在は武蔵野美術大学の教授としても活動しており、現在活躍しているデザイナーの中には、原研哉さんの指導を受けたという人も多いのではないでしょうか。「できるだけデザインをしない」という彼独自の思想は特徴的で、だからこそ多くの人の心に残る作品を作ることができているのかもしれません。

このように、実は私たちの身の回りには著名なアートディレクターの作品が数多く存在しています。ここで紹介したのは3人だけですが、他にも数多くの有名アートディレクターがおり、代表作品にはよく知られているものがたくさんあります。

多彩なスキルが問われるアートディレクターの仕事

ここからは、アートディレクターの具体的な仕事内容について見ていきましょう。

アートディレクターは端的に言えば、広告や商品パッケージなどの制作物における、ビジュアル面の制作進行や品質管理を取り仕切る責任者的なポジションです。

クライアントや社内の担当者と打ち合わせを重ねながら、デザインで解決したい課題や与えたい印象などのニーズを把握。そのニーズを、どのようなデザインに落とし込むのかを検討・提案します。そうして制作がスタートすると、今度はデザイナーやカメラマンといったメンバーを選出し、制作の目的やデザインの方向性などについて共有。そして上がってきたデザインをチェックしつつ、必要に応じてメンバーに修正指示などを出しながら、スケジュールを管理していきます。

このように、アートディレクターはその名の通りディレクションを担当する部分も多く、単にデザイン力が高いだけでは務まりません。高いデザイン力を持ちつつ、デザインそのものを発想するアイデア力、クライアントにその意図や効果を伝える提案力、個性豊かなメンバーを束ね導く統率力など、あらゆるビジネススキルを高いレベルで持ち合わせておく必要があるのです。

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デザインのお困りごとはたきコーポレーションへ

私たちたきコーポレーションには、高いデザイン力を持ったデザイナーはもちろん、高いビジネススキルを持ち合わせたアートディレクターも多数擁しており、理想的な制作環境を実現することができています。だからこそ、「こうしたデザインを実現したい」といった具体的な要望から、「何かしら良いアイデアはないか」といった抽象的な相談にも対応することが可能です。デザインのことでお困りごとがある際は、ぜひお気軽にたきコーポレーションにご連絡ください。