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10分から始められるパーパスブランディング|フレームワークをご紹介
コピーライター
こんにちは!
たき工房ブランドデザイン部のコピーライターです。
前回のブログ「一緒につくる パーパスブランディング」って なんだ?から約2年も経ってしまいました。
2019年には想像もできなかった未来が訪れている2021年は、これまで以上にブランディングが注目されています。
特にパーパス(PURPOSE)は不確かな今を生き抜く指針として、様々な日本企業が導入しています。
ここで、いくつか世の中の事例をご紹介します。
(外部サイトが開きます)
ぐるなび
食でつなぐ。人を満たす。
SONY
クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。
ASKUL
仕事場とくらしと地球の明日に「うれしい」を届け続ける。
ご紹介したのはごく一部ですが、規模・業種・業界を問わずパーパスを導入し、それに基づいた企業活動を行う日本企業も増えています。
※パーパスについてもっと詳しく知りたい方は今、すべての企業がパーパスブランディングに取り組むべき理由
こちらもぜひもご覧ください。
こうした事例も増えてきて、
すでにパーパスやブランディングの必要性を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、いざ自社でやろうとすると、なかなかハードルが高くて一歩目が踏み出せないケースもあるかと思います。
そこで、今日のテーマである「10分から始められるパーパスブランディングのススメ。」では、パーパスやブランディングの学び方、最新事例の収集の仕方、そしてお一人でも短時間で始められるパーパスの導き方をご紹介いたします!
目次
ブランディングって何から始めたらいいの?
ところで、みなさんはブランディングに関する最新の情報や、どのように収集していますか?
私はブランディングチームに所属しているので、同じチームのメンバーがブランディングに関する記事をシェアしてくれたり、「ここが知りたい」と思ったらネットでブランディングに関する書籍を購入して勉強することができます。
でも、もしみなさんが社内唯一のブランディング推進担当の場合や、これからパーパス、ブランディングを勉強したい場合は、どうやって情報収集したらいいか迷ってしまいますよね。
まわりに詳しい人もいない。
本を読むにしても色々ありすぎてどれを買ったらいいか分からない。
というか、何が分かっていないのかさえ分からない。
そんなときは、とりあえずパーパスブランディングを知ってみることから始めちゃいましょう!
オススメの方法は、
(1)セミナーに参加してみる
(2)イベントやエキスポに参加してみる
です。
(1)ブランディングセミナーに参加してみる。(所要時間30分)
1つ目が「ブランディングセミナーに参加してみる」です。
特に、これからブランディングについて学びたい方や、自社に活かせそうか(マッチしそうか)を知りたい方にオススメです。
たとえばグーグルやセミナー検索サイトで「パーパスブランディング セミナー」や「ブランディング セミナー」と検索していただくと、様々なセミナーが出てきます。
多くの場合、無料で参加できますので、興味のあるセミナーやご都合のよい時間に開催しているセミナーがありましたら、あとは参加ボタンを押して当日を待つだけ。
オンラインセミナーのよいところは「ながら見」ができることです。
たとえば他の業務をしながらラジオ的に視聴することも可能なので、気軽にブランディングとは何か、パーパスとは何かを知ることができます。
たき工房も定期的にパーパスブランディングのセミナーを開催しておりますので、よろしければチェックしてみてください。
(2)ブランディングに関するイベントやエキスポに参加してみる。(所要時間60〜90分)
2つ目が「ブランディングに関するイベントやエキスポに参加してみる」です。
セミナーより所要時間が長く、実際に会場へ足を運ぶ手間もあるのですが、一気にいろいろな会社や最新事例に触れられるメリットがあります。
各ブースでミニセミナーを行っていたり、企業の社員に直接話を聞くことができたりするので、オンラインセミナーにはないライブ感があり、ホヤホヤの事例も紹介されています。
また、「お土産」的に各種資料や来場者特典を配っているのも特徴です。
たき工房は毎年「コンテンツ東京」というイベントに出展しています。
ブースではブランディング、UI/UX、動画など様々なジャンルのミニセミナーを開催。
今年のブランディングパートでは、セミナーに参加していただいた方へ簡易ワークシートをお配りしました。
実は、ここでお配りしたシートこそがタイトルにもある「10分から始めるパーパス体験フレーム」なのです。
1人でできる。10分でできる。自社のパーパスの導き方。(所要時間10分)
↑こちらがそのフレームです。
大きく左側に「VALUE」、右側に「NEEDS」と書かれています。
パーパスは「会社の価値(VALUE)」と、「社会的意義(NEEDS)」がかけ合わされるところから導き出す「存在意義」のことなのですが、それを超、超、超簡略化して1枚にまとめてしまった、というわけです。
やり方も超シンプル。
まず、NEEDS側にある質問に上から順に答えていきます。
●どんな人に貢献したい?
●その人はふだんどんな[行動]をしている?
●その行動はどんな[思考/望み]があるから?
ポイントは、お取引先やお客さまなどを想像しながら記入することです。
そして、VALUE側の質問にも答えていきます。
●私たちの[強み]とは?
●私たちの[らしさ]とは?
●私たちしか生み出せない[特別な価値]とは?
ポイントは、出した強みやらしさを踏まえて、自社にしかない価値ってなんだろうか?と考えることです。
そして最後。
出したVALUEとNEEDSをそれぞれ見比べながら「どんなNEEDSにどのVALUEで応えていくのか?」を考えます。
その文章がそのままパーパスになります。
パーパスにはこれ、という構文はありません。
ただ、書きやすいかたちとして
私たちは「一言にまとめたVALUE」で、「一言にまとめたNEEDS」に応えていく
のような文章にすると、VALUEとNEEDSをそのまま当てはめることができて便利です。
また、もし余裕があったらそれを強く、端的な一文に昇華させてみてください。
削ってみてもいいですし、言い換えたり、表現してみると、また違った表情になり、人に伝えやすく、覚えやすいパーパスにすることができます。
もちろん、時間をかければかけただけより深く、より共感できるものになります。
ただ、パーパスブランディングはしてみたいけど、いきなりそこまでマンパワーと時間をかけられない、という方に向けて「10分から始められる」このシートをご用意しました。
次回予告!
パーパス体験フレームを使って、本気でチームのパーパスを導いてみた。(所要時間20時間)
といっても、どんなことを書けばいいのか、どんな風に進めていけばいいのか分からないこともあるかと思います。
そこで、実際にこのフレームを使って、メンバー全員でチームのパーパスを導いてみました!
かけた時間は延べ20時間超。
やはり普段からブランディングのことを考えているチームなので、妥協という言葉を知らず、議論を重ねるほどに考えるべき点が出てきます。
そのため、本来の想定時間である10分を大幅にオーバーするほど議論が白熱しましたが、時間をかけただけのPURPOSEを導き出せたと思います。その様子やフレームの使い方も含めて、次回レポートとしてお送りします。
ぜひ、楽しみにお待ちください!
※2023年3月1日より、社名を「株式会社たき工房」から「株式会社たきコーポレーション」に変更いたしました。
本ブログには、弊社の旧社名で掲載された記事が含まれております。これらの記事は、当時の情報や見解を正確に反映するため、内容を変更せずに掲載しております。ご理解とご了承を賜りますようお願い申し上げます。
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