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コピーライター
小野諒佑

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はじめまして。たきコーポレーションの、名古屋を拠点とするカンパニー「TAKI iC」のコピーライター小野諒佑です。今回は私が主導して取り組むTAKI iCの新プロジェクト「double axe」について、その立ち上げ経緯や詳しいサービス内容などを紹介したいと思います。

小野諒佑(TAKI iC所属)
大学職員、広告会社の営業とコピーライターを経て、2020年にたきコーポレーションに入社。広告コミュニケーションを中心に、ブランド構築からプロモーション施策までを企画するコピーライター。自宅に数種のスパイスを常備するほどの、スパイスカレー好き。

FIRST|スタートアップに、デザインの力を

私が所属するTAKI iCは、それぞれ別会社として営業していた株式会社インパクトたきと株式会社たきC1が2022年に合併してできた、名古屋最大級のクリエイティブカンパニーです。私自身は2020年にコピーライターとして入社し、グラフィックやWebサイト、動画の制作など、幅広い業務に携わっています。

新しい組織となり、その力をより強力なものにしたTAKI iCでは、さまざまな挑戦をはじめています。今回紹介するスタートアップのブランドデザイン支援プロジェクト「double axe」もその一つです。

近年、社会課題の解決や経済成長を担う存在として、スタートアップの注目度は日増しに高まっています。実際に、企業や自治体、団体なども、スタートアップとともに課題解決に取り組むケースが増えてきました。また、名古屋では2024年に「STATION Ai」という日本最大のスタートアップ支援拠点が開業予定です。そしてTAKI iCでも、これまでにさまざまなスタートアップからご依頼をいただいてきました。

その一方で、私たちにご依頼いただくスタートアップの多くは、すでにある程度事業を成長させているところがほとんど。ご依頼内容も、採用サイトやロゴの制作など、単発の依頼が中心でした。そうしたご依頼も非常にありがたいものではあるのですが、デザインが持つ力や果たせる役割を考えると、ややもったいないと感じるケースも少なくなく……。もっと初期の段階から携わり、デザインの力でスタートアップの成長を強力に後押ししたい。そうした想いで、「double axe」はスタートしました。

WHY|革新的プロダクトこそ、ブランドデザインが必要

スタートアップの多くは、資金的な課題やピボットの可能性から、デザインやブランド構築への投資は、グロース段階まで先延ばしにすることがスタンダードになっています。その結果、キャッチコピーやサイトといったものをその場しのぎで内製したり、知人のデザイナーに依頼したり、というケースも少なくありません。

しかし、スタートアップのプロダクトは革新的なものばかり。それゆえに、社内外にプロダクトの魅力が伝わりづらいという側面があります。つまり、いくら素晴らしいプロダクトを生みだしたとしても、それをどういう方向性で磨いていくのか、どのように投資家に興味を持ってもらうのか、どんなふうに消費者に魅力を届けていくのか。それらをしっかり定めておかなければ、成長のハードルになってしまいます。

実際、なんとなく雰囲気はいいけれど独自性がわかりづらいキャッチコピーや、流行りをおさえているだけのグラフィックなどを見かけることも多いですが、それでは、プロダクトと社会のあいだに強いつながりを生みだすことはできません。

もちろん、スタートアップ側としてもデザインやブランディングはしっかり力を入れたいと思ってはいるはずです。でも、なんとなくできないままに事業はどんどん前に進めてしまっている。そうした現状を打破できるのが「double axe」です。

プロダクトのブランド構築に深くかかわり、継続的に支援する。それは、事業開発を進めるスタートアップのビジネスを一緒にデザインすることとも言えます。そういったブランドデザインが必要だと考えて、プロジェクトを立ち上げました。

doubleaxe_why

WHAT|本質的価値を伝える、成長につなげる

ここからは「double axe」の具体的なサービス内容について解説していきます。

1 包括的に支援する統合型のブランドデザイン

包括的に支援する統合型のブランドデザイン
「double axe」では、ブランドコンセプトを導きだすための戦略構築、ネーミング・ロゴ・タグライン・カラースキームといったアイデンティティ策定、キービジュアル・紹介動画・紹介サイト・紹介スライドといったコミュニケーション制作までを包括的に支援。ブランドデザインを一気通貫でサポートします。

TAKI iCを含むたきコーポレーションは、ブランディングをはじめ、グラフィックやWeb、映像など、あらゆる領域のデザインを担える総合デザインエージェンシー。この包括的なサポートは、私たちだからこそ実現できる強みです。

 

2 着手金+出世払いによる支払い

着手金+出世払いによる支払い

費用に関しては、スタートアップの成長を阻害しないよう、最低限の着手金と数年後の出世払いを前提とした支払い方法を設定。事業を成長させることを最優先にしながら、安心してサービスを受けることができます。

 

3 東海エリア&アーリーまでのスタートアップ限定

東海エリア&アーリーまでのスタートアップ限定

対象となるのは、東海エリア(愛知・三重・岐阜のいずれか)を拠点としている、アーリーステージまでのスタートアップとさせていただいています。

 

4 本質的価値を伝える、成長につなげる

本質的価値を伝える、成長につなげる

目指すのは、ブランドデザインによってプロダクトの本質的価値を的確に伝え、スタートアップの成長につなげること。表層的な美しさを目指すのではなく、プロダクトの改善、消費者や投資家の興味喚起、社員や協力会社などのステークホルダーのコミットによって、スタートアップの成長に貢献します。

FUTURE|次世代のリーディングカンパニーを支える

「double axe」のミッションは、「次世代のリーディングカンパニーを、その誕生から支える」こと。スタートアップが成功するのは決して簡単なことではありませんが、ブランドデザインの可能性を信じてくれたスタートアップを私たちが支えることで、大きく成長してほしいと思っています。

ここで成功事例が生まれれば、私たちTAKI iCによるブランドデザインの強力な実績となりますし、なによりも社会課題の解決につながるというやりがいもあります。

ただ、正直なところ、出世払いの仕組みを取り入れているため、たくさんのご依頼を受けることはできません。その代わりに、スタートアップを募集するタイミングではセミナーなどを開催します。それまでデザインやブランド構築に興味が薄かったスタートアップにも、その可能性を伝えることで、デザインをさまざまな企業活動に活用する土壌をつくっていきたいです。

double axe

「double axe」のサイトはこちら
https://taki-ic.taki.co.jp/double-axe