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TAKIブログ

FOCUSカンパニー
自主制作プロジェクトメンバー

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現在、たきコーポレーションのWebサイトやYouTubeチャンネルに「END=START」という映像作品が公開されています。この作品は、映像制作を主とするカンパニー「FOCUS」によって作られました。今回は、本制作に携わった主要メンバーに、その経緯やこだわりについて聞いてみました。

自主制作プロジェクトメンバー

稲井耕介
2016年入社。映像ディレクターとして、主に実写を用いた映像制作を行う。本制作においても、ディレクターとして企画・演出・編集を総合的に担当。

佐川 裕亮
2022年入社。映像制作会社の出身で、プロデューサーとして豊富な経験を持つ。本制作でもその手腕を活かし、プロデューサー業務を遂行する。

平原 陽太郎
2013年入社。FOCUSの前身である日本コマーシャルフォト(NCP)の出身で、スチールカメラマンとして活躍する傍ら、ムービー制作にも携わる。本制作では、素材撮影のすべてを担当。

斎藤 謙太
2021年入社。平原と同じくNCP出身で、長く静止画のレタッチャーとして活動。近年では動画のエディターとしても才能を発揮し、本制作でもエディターとして活躍。

横山 茜
2017年入社。たき工房のデザイナー出身で、ムービーラボへの出向を経てFOCUS所属となる。これまで培ったスキルを活かし、本制作のグラフィックデザインを手掛ける。

FOCUSとして、新たにスタートを切るメンバーたち

――今回、皆さんはそれぞれのスキルを活かし、「END=START」という映像作品を制作しました。まずは、そもそもの制作経緯について教えてください。

稲井:私たちが所属するFOCUSは、NCPとたき工房のムービーラボという、異なる2つの組織が合体して生まれたカンパニーです。そこにいるのは、それぞれ得意分野や文化も異なる中で育ってきたメンバーたちですから、改めてイチからチームを作り上げていかなければなりません。メンバーそれぞれのスキルを把握し、またそれらを組み合わせることでどれだけの成果を生み出すことができるのか。その実験および訓練の一環として、今回の自主製作が決まった感じですね。

――稲井さんはディレクターとして、企画や演出を担当されたんですよね。本日、集まって頂いた皆さんは、本制作においてどのような役割を担われたのでしょうか。

佐川:私はプロデューサーとして、スケジュール管理やメンバーのスタッフィング、予算管理などを担当しました。あとは細かい部分ですが、稲井さんの構想にマッチする小道具を探したりもしましたね。

FOCUS自主制作 小道具

回転台含めこれらの小道具をすべて手配

平原:私はカメラマンとして、素材の撮影を行いました。今回の撮影では3つの角度から素材を撮る必要があったので、同時に3台での撮影と、そのためのアングル調整やライティングも行いましたね。各種撮影作業については、今日は同席していませんが、アシスタントの中村涼君と一緒にやっていきました。

FOCUS 自主制作 撮影時メモ

現場で書かれた手書きメモ

横山:デザイナーとして、グラフィックデザインを担当しました。タイトルロゴの作成やフォントの制定、変わったところでは映像内に表示する各種タイトルの動きの検証なども担当しています。

FOCUS 自主制作 文字の動き検証

文字の動き検証

斎藤:エディターとして、撮影した画像の合成および「バレ消し」を担当しました。今回の映像では回転台が出てきますが、通常だとコードやボタンなどが見えてしまうので、それを最初から無かったかのように加工して消したり、影をつけたりが、主な役割でしたね。

FOCUS 自主制作 合成前

合成前

 

FOCUS 自主制作 合成後

合成後

稲井:斎藤さんの作業があったからこそ、この映像が作品として仕上がったと言っても過言ではないよね。

佐川:こんなに綺麗に消せるの!?って驚かされましたよね。それに平原さんも、斎藤さんが作業しやすいように撮影を工夫してくれましたよね。

平原:それを言うなら、横山さんの動作検証も、アレがなければ映像が成立していないと言えるぐらい重要なポイントですよ。

FOCUS自主制作 検証の様子

丸椅子を使ってアナログなシミレーション nanと書かれた紙を動かしてみる

 

FOCUS自主制作 検証の様子

イラスト上でもシミレーション

稲井:今回集まってもらったメンバー以外にも、CGを担当した渡部志乃さんや、カラリストとしてグレーディングを担当した金ヘップルさんがいて、すべての人の力と努力があったからこそ、本映像は完成を迎えることができたんです。

個のスキルを組み合わせて最大化し、名作を作り上げる

――本制作において、特に苦労したことはありましたか?

佐川:今回のプロジェクトは一人ひとりの役割が大きく、高い専門性とスキルが求められるので、人選には苦労しましたね。プロジェクトスタート時の会議では、リファレンスを各自持ち寄り、映像のトーンや方向性をみんなで決めました。そこから先は、分業で制作を進めました。

平原:スチール撮影自体はいつもと同じような作業でしたが、CGなどの後処理のことを考えて撮影するのが新鮮でした。CG担当の渡部さんやカラリストの金さんなど、後処理を担当するメンバーも撮影現場に参加し、CGやグレーディングに必要な指示を出してくれましたね。

稲井:CG用のマークをつけたり、ライティングを微調整したりね。カメラアシスタントの中村さんは、カットごとに被写体の角度をメモしてくれましたよね。横山さんも現場に来て、映像として美しく仕上げるための即席の確認を、その場でしてくれましたね。

横山:例えば「ear」と「elephant」では文字の長さが違うので、モノとモノの間の距離を調整しないといけなくて。その場で撮影データをもらって、このくらいの距離ならCGで文字が入れられるだろうと判断していきました。また、透明なプレートに文字を書いてシミュレーションもしました。

佐川:デザイナーが撮影現場に同席して、その場でデザインしながら確認するというのはなかなかないことです。横山さんがいなかったら、どうしようかと曖昧なまま撮影を進めて、CGの後処理で問題が発生していたかもしれません。エディターの斉藤さんにもたくさん苦労をかけましたね。

斎藤:はい(笑)。時計のようにモノが並ぶシーンでは、ひとつずつ物撮りして合成したのですが、処理にかなり時間がかかりましたね。でも、一番大変だったのは耳のシーンでした。耳の模型が立つようにアクリルキューブで支えているのですが、影も含めて消す必要があって。世界観を壊さないよう微調整にこだわりました。でも、現場にみんなが集まって探り合いながら制作を進められたので、後から不満が生まれづらくよかったと思います。

横山:普段の案件では、なかなかできないチャレンジングな映像作品で、メンバーひとりひとりが細部までこだわったからこそ、完成品を見た時に鳥肌が立つくらい感動しましたね。

稲井:本当に、メンバー全員がそれぞれのスキルを最大限に発揮して、全力を尽くしてできた作品だと思っています。

感じた確かな手ごたえを胸に、次なる挑戦を

――このプロジェクトを通じて得られたことは何ですか?また、今後についても教えてください。

佐川:プロジェクトを通じて各メンバーのスキルや、できることを把握できたので、今後の案件でもどのように協力しあえばいいかをイメージしやすくなったのが収穫ですね。また、今回の作品は社内でも評判が良かったので、年1回くらいのペースで自主製作にチャレンジしてみてもいいかも、と思っています。

稲井:大変でしたけど、達成感がありましたね。今後はコンペに出品して、分かりやすい結果につながれば自信につながりますし、純粋に嬉しいなと思います。

佐川:そうですね。今後はアーティストのPVやスポーツチームのイメージビデオなど、企業案件以外の領域でも、FOCUS で映像表現化することにトライしてみたいです。内製化の実例をもっと増やし、会社としてお客様にさらなる価値を提供できる力をつけたいですね。

FOCUS 自主制作 自社スタジオ

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