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TAKI Magazineー 制作における『知』を紐解く ー

投稿日:2024.02.09 更新日:2024.11.01

ビジュアルコミュニケーションの意義と、デザインの力。

広告を文字だけで伝えようとした場合、抽象的な概念や複雑な内容を理解させるのは非常に困難です。そこで活用したいのが、グラフィックデザイン。視覚的なイメージでメッセージを伝えることができるグラフィックデザインは、例え抽象的な概念や複雑な内容であったとしても、よりわかりやすくすることが可能です。

ビジネスにおいて、情報の伝達と差別化がとても重要になってきている昨今、グラフィックデザインによるビジュアルコミュニケーションは非常に効果的な手段の一つ。これを活用することで、ターゲット層に対して効果的にメッセージを届け、自社のブランディングを強化することができるでしょう。

ここでは、グラフィックデザインが、もたらすビジネスにおける成果について解説します。

1.ビジュアルコミュニケーションの力

ビジュアルコミュニケーションとは、文字や画像、イラストなどの要素を用いて、情報を伝達するコミュニケーション方法のことです。主に平面上に表示される文字・画像・イラスト・色彩などを使い、思いをカタチにし表現することで、単なる文字情報以上のメッセージを伝えることを可能にします。メッセージを伝えることができれば、必要な情報はもちろん、視覚的な効果で感情を刺激し、人々にさまざまな影響を与えることにつながります。

ビジュアルコミュニケーションでは、期待する影響を与えられる表現効果を意識し、カタチにするのが理想です。しかしそれを設計するには、戦略や戦術、クリエイティビティが必要不可欠。そして、それを実現するための方法がグラフィックデザインです。グラフィックデザインは、表現の手段であり、ツールでもあると同時に、「技術」であるともいえます。

そのグラフィックデザインで表現物のビジュアルがつくられ、そのビジュアルがコミュニケーションへと機能し、効果を発揮することで成果へとつながっていきます。

ビジュアルコミュニケーションの力は、以下の二つに集約されます。

1-1言語の壁を超える

ビジュアルコミュニケーションは、言語の壁を超えて、情報を効果的に伝えることができます。例えば、ビジネス戦略が世界的な認知度向上や市場開拓などの目標を掲げた場合、ビジュアルコミュニケーションという視覚的な支援を活用することが、目標達成のために欠かせません。

以下のサンプルはビジネスではありませんが、言語の壁を超えるという意味でのご紹介です。弊社の社会貢献活動で「ケニアの子どもたちをデザインのチカラで笑顔に」という思いを掲げてアフリカを訪れた際の「クレヨンプロジェクト」の一コマです。

ここでは貧困で多くの子どもたちが教育をまともに受けられていませんが、ビジュアルの素晴らしさは、言語や環境、文化を超えて伝わってきます。
出典元:TAKI SMILE DESIGN LABO 「第二回クレヨンプロジェクト」
https://www.taki.co.jp/project/smiledesignlabo/project06

 

1-2直感的に理解しやすい

ビジュアルコミュニケーションは、文字だけで伝えるよりも直感的に理解しやすいというメリットがあります。そのため、消費者の注意を惹いたりメッセージの理解を促したりするのに効果的です。

以下のサンプルは、コントラストの原則を利用し、注意を惹くようなデザインを施した「お茶の商品パッケージ」です。

JAハイナン 静岡 牧之原茶パッケージ

このパッケージは、白色のパッケージに鮮やかな緑黄系の茶葉の画像を配置し、明度や彩度・色相などの違いによって視覚的に強調される効果を利用することにより、新しいお茶のイメージとして消費者の視線を惹きつけています。
出典元:ハイナン農業協同組合 静岡 牧之原茶『深』商品パッケージ
https://www.taki.co.jp/works/package/ja_hainan/

2.グラフィックデザインの役割

グラフィックデザインにおける役割は、以下に集約されます。

2-1情報伝達の役割

グラフィックデザインは、商品やサービスの情報を視覚的にわかりやすく伝える役割を担います。例えば、商品のパッケージやカタログ、ウェブサイトなど、消費者が商品やサービスの情報を直感的に理解できるように、グラフィックデザインが活用されています。

2-2企業ブランディングの役割

グラフィックデザインは、企業のブランドイメージを構築し、差別化や信頼性の構築を図る重要な役割を担っています。例えば、ロゴやシンボルマーク、コーポレートカラーなど、企業のブランドを視覚的に表現する際に、グラフィックデザインが活用されています。

2-3販売促進の役割

グラフィックデザインは、キャンペーンやイベントなどの販売促進活動を効果的に行うためにも欠かせません。例えば、広告や販促物、イベントの会場装飾など、消費者に商品やサービスの魅力を伝える際に、グラフィックデザインが活用されています。

3.ビジュアルコミュニケーションの重要性

ビジュアルコミュニケーションは、ビジネスにおいてますます重要になっています。その理由として、以下の二つが挙げられます。

3-1情報量の増加

現代社会では、膨大な情報量が氾濫しています。その中で、消費者の注意を惹き、記憶に残すためには、視覚的なインパクトが重要です。

例えば、テレビCMやウェブ広告では、視覚的なインパクトのある映像やグラフィックデザインを用いることで、消費者の注意を惹き、商品やサービスの認知度を高めています。また商品パッケージやそのネーミングにも、視覚的なインパクトを意識することで、消費者の記憶に残りやすくなるように工夫されています。

 

3-2多様化する消費者ニーズ

消費者のニーズは多様化しており、一人ひとりに響くメッセージを届けることが重要になっています。その際にビジュアルコミュニケーシは、消費者の感情や感性に訴えかける効果的な手段となります。

例えば、イラストや写真、動画などを用いて、商品やサービスの魅力を直感的に伝えることが可能です。また、色やデザインを工夫することで、消費者の好みや価値観に訴えかけることができます。

4.デザインの基本原則

デザインの基本原則とは、デザインの要素を整理し、メッセージをわかりやすく伝えるために必要な基本的となるガイドラインです。デザインの基本原則には、以下のようなものがあります。

  • コントラスト(対比)

コントラストとは、明るさ・色・大きさ・形など、異なる要素に強弱をつけて差異を強調することです。コントラストは、デザインに視覚的なインパクトを与える重要な役割を果たします。

コントラストを活用すると、以下のような効果が期待できます。

・商品のポスターやカタログにおいて、タイトルと本文の色や大きさを変えることで、消費者の注意を惹くことができる。

・ロゴやシンボルマークにおいて、例えシンプルなデザインであっても、色や形のコントラストを利用することで、印象に残りやすいデザインにすることができる。

  • 反復

反復とは、デザイン上の要素である文字(フォント)・色・形状などのパターンを繰り返し使用することです。反復は、デザインに統一感やリズム感を与え、視覚的に強調する効果があります。また反復を上手に使うことで、見た人の記憶に残りやすくなるというメリットもあります。

反復を活用すると、以下のような効果が期待できます。

・ロゴやシンボルマークなどで、同じ要素を繰り返すことで、印象に残りやすいデザインにすることができる。

・ウェブサイトやSNSなどで、同じ要素を繰り返すことで、統一感のあるデザインにすることができる。

  • 整列

整列とはデザイン上の要素を一定のルールで視覚的に整然と配置することです。デザインの視覚的な調和や統一感、インパクト、視認性、わかりやすさなどが向上し、コミュニケーションを高める効果が期待できます。

整列を活用すると、以下のような効果が期待できます。

・商品のカタログやチラシなどで、要素を整列させることで、視認性を高めることができる。

・ウェブサイトやSNSなどで、要素を整列させることで、わかりやすいデザインにすることができる。

  • 近接

近接とは、デザイン上の要素同士を近づけて配置することで、視覚的なつながりや関連性を強調することです。人は、位置が近いもの同士を関連性があると認識します。そのため、近接を効果的に利用することで、デザインの構造や関係性を明確にし、統一感や視覚的秩序を保つことができます。

近接を活用すると、以下のような効果が期待できます。

〈商品カタログやパンフレットなどの場合〉

・商品の特徴や機能をわかりやすく伝えるために、関連する要素を近づけて配置すること認識されやすくなる。

・商品の画像と商品名、商品の特徴をまとめたキャッチコピーなどを、近づけて配置することで、消費者は商品の情報を比較的簡単に理解することができる。

商品のポスター

Canonミニフォトプリンター メイン画像

出典元:キヤノンマーケティングジャパン株式会社 『ポータブルプリンターiNSPiC/小型プリンターのSELPHY』
https://www.taki.co.jp/works/graphic/canon_miniphotoprinter/

 

〈ウェブサイトやSNSなどの場合〉
ウェブサイトやSNSでは、ユーザーの視線を誘導し、情報の理解を促すために、関連する要素を近づけて配置することが重要です。例えば、ウェブサイトのトップページでは、ユーザーが最初に目にする関連要素を近づけて配置することで、ユーザーの興味を惹くことができます。また、SNSの投稿では、画像とテキストを近づけて配置することで、ユーザーが簡単に情報を理解することが可能です。

SNS投稿画像

キリン氷結SNS

出典元:キリンビール株式会社 『氷結』
https://www.taki.co.jp/works/web/kirin_twitter/

 

〈広告物や販促物のなどの場合〉
広告や販促物では、視覚的なインパクトを高め、ユーザーの印象に残りやすくするために、関連する要素を近づけて配置することが重要です。例えば広告ポスターでは、商品の画像と商品名を近づけて配置することで、商品の存在感をアピールすることができます。また販促物では、クーポンや割引券などの情報を近づけて配置することで、ユーザーの注意を惹くことが可能です。

広告ポスター

パラメヒコ 限定モデル フットボールスパイク「パラメヒコ(PARA MEXICO)」ポスター

 

出典元:プーマジャパン株式会社 フットボールスパイク『パラメヒコ(PARA MEXICO)』
https://www.taki.co.jp/works/graphic/paramexico/

5.まとめ

グラフィックデザインは、ビジュアルコミュニケーションを通して、ビジネスにおけるさまざまな課題を解決し、成果を向上させるための重要な手段です。企業のマーケティングやブランディングの担当者は、グラフィックデザインを活用することで、ビジネスの成功につなげることが可能です。

その具体的メリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

売上アップ
グラフィックデザインを効果的に活用することで、商品やサービスの認知度や魅力を高め、売上アップにつなげることが可能です。

認知度向上
グラフィックデザインは、企業やブランドの印象を視覚的に伝える効果的な手段です。そのため、認知度向上やブランディングに効果的です。

顧客満足度の向上
グラフィックデザインは、顧客の視覚的なニーズを満たすことによって、顧客満足度の向上につながります。

社内コミュニケーションの活性化
グラフィックデザインは、社内コミュニケーションを円滑にするためのツールとして活用することもできます。

グラフィックデザインは、ビジネスにおける必須の要素です。グラフィックデザインをうまく活用することで、マーケティングやブランディングの効果を高め、ビジネスの成長を後押しすることが可能です。

 

 

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TAKI Magazine編部 執筆者情報

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