制作実績

眼科医療機器「Smart Eye Camera」のブランディング ポスター・動画制作

Briefing

本案件のクライアントであるOUI inc.(株式会社OUI)様は「世界の失明を50%減らす」を目標に、世界各国で活動を行っています。クライアントが自社で発案・開発を行い、医療機器として実用化に成功した眼科医療機器「Smart Eye Camera」のリブランディングの第一歩として、製品や活動を紹介するブランドムービーとポスターを制作するご依頼をいただきました。

Smart Eye Cameraとは、スマートフォンに取り付けるだけで遠隔で眼科診察ができ、眼科医療が行き届いていない場所でも、いつでも・だれでも眼科診察を行うことができる製品です。

医療系のビジュアルは比較的キレイめで真面目なトーンのものが多いですが、リブランディングということで医療系にはあまりないような、目を引くビジュアルが求められました。

Our Design

ビジュアルは「患者と眼科医の距離がSmart Eye Cameraによって近くなる」という点を視覚化させるため「離れている2つの丸が重なって目が開く」というギミックをベースに、Smart Eye Cameraがどのような製品なのか、直感的に伝わるようなビジュアルになるよう意識しました。

難しかったのは、Smart Eye Cameraの特徴である「遠隔での診断」や「だれでも医師になれる」という内容を、グラフィカルに表現することでした。

そこで、グラフィックではキーとなる丸のモチーフを生かし、地球をビジュアルに入れることで、世界中のどこでも使えるイメージを視覚化させました。また動画では、遠隔を連想させるような電子的なモーションを加えつつ、スマホで撮影〜遠隔での診断という手順が伝わりやすくなるよう意識しました。構成は「2つの丸が重なって目が開く」ギミックをより印象的に感じられるようにしました。中心の丸の位置は固定で、画面転換するタイミングで丸が2つになったり1つに重なったりすることでギミックを活かしつつ、スムーズな画面転換になるよう意識しました。

グラフィック・動画ともに全体的なビジュアルは、OUI inc.様のブランドカラーである黄緑が印象的になるよう意識しました。ポスターでは黄緑部分を蛍光インクで印刷することで、ブランドカラーをより引き立たせています。

制作の際はスケジュールがタイトだったため、限られた時間でできるビジュアルの方向性を模索しました。限られた時間の中でスムーズに進行させるため、代理店の方とはSlack上でやりとりを行い、気軽にやりとりできる環境でこまめにすり合わせを行いました。さらにデザインの精度を上げていくフェーズでは、リモートで画面共有をしながらデザインを詰めていくことで、納得のいくデザインに仕上げることができました。

Result

お客さまには好評の声をいただいており、ポスターはクリニックなどにも掲載いただいています。
愛知アドアワード2024では、グラフィック部門・デジタルプロモーション部門でファイナリストに選出されました。

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