制作実績
国立大学法人東京科学大学 総合診療科様のスローガン・ロゴ制作
国立大学法人東京科学大学 総合診療科 様
Staffブランドディレクター・ブランドプランナー:木村 高典
コピーライター:山田季世
アートディレクター:阿部 友美
デザイナー:米山浩太郎・白田翔
プロデューサー:山田久貴
Staffブランドディレクター・ブランドプランナー:木村 高典
コピーライター:山田季世
アートディレクター:阿部 友美
デザイナー:米山浩太郎・白田翔
プロデューサー:山田久貴
Briefing
「国立大学法人東京科学大学 総合診療科」様の、医局員全員が同じ方向を向いて進んでいく指針となる、スローガン&スローガンロゴの制作を行いました。
「総合診療科」とは、患者の特定臓器に着目するのではなくあらゆる年齢、性別の患者の健康問題に向き合って総合的な治療を施す診療科目のことを指します。身体の疾患だけでなく、心の問題や、患者さんとその家族中心の医療を提供。日本でも需要が高まっている一方、一般的な認知度がまだ高くない中で、総合診療科のブランド力向上と医局のチーム力強化を目的にした当プロジェクトがスタートしました。
総合診療科に所属する全医師の参加のもと、3回にわたるワークショップを実施し、医局員全員が同じ方向を向いて未来に進んでいける指針となる、スローガンを策定。また、その象徴となるスローガンロゴを制作し、各種アイテムへと展開しました。
Our Design
医療や総合診療科という専門的かつ馴染みのない分野のため、インタビューやワークショップを始める前段階として、まずは私たちが理解を深めるために、教授・助教授からインプットを受ける機会を設けました。日本の総合診療のあり方や、キャリアプランに関する専門的なお話を伺い、後のインタビューやワークショップ内容を考える際の基盤となりました。
他にも、ワークショップに先立ち医局内アンケートを実施。回答の裏側にある背景や気持ちの部分をより知るためのインタビューも行い、アンケートを深掘りしました。
その後、所属する医師の方々が参加のもと、3回にわたるワークショップを実施。新型コロナウイルス感染症の影響もありプロジェクトが一時中断する状況を乗り越えながら、総合診療科の存在理由や未来について医局チームで議論しました。
クリエイティブな考えを楽しむ全3回にわたるワークショップの結果、「Healthcare for All! すべてのひとに、つながる医療」というスローガンを策定。ここからさらに、スローガンの象徴となるロゴを制作しました。
「ひ」「と」「 ゛(濁点)」の文字の組み合わせから生まれた鳥のシンボルマーク「Torch bird」は、暗闇を照らすTorch(松明)や、ランナーをつなぎ灯りを絶やさず聖火台に向けて走るトーチリレーのように、患者や家族をつなぎ、Well beingを実現するために情熱を持って接する姿を象徴しています。
総合診療の未来を切り拓く情熱を感じる赤系の色で、文字には直線と曲線のバランスの良いフォントを組み合わせることで、知的さと親しみやすさを表現しました。
Result
ワークショップにて設定したこれから持つべきブランドパーソナリティーは”豊富な知識と親しみを兼ね備え、未来をリードするみんなのリーダー”。伝わってほしい雰囲気や印象の”生き生きとした”、”親しみのある”、”先進的な”というイメージワードも導き出しました。
イメージワードをもとに、SNSアイコン、FB カバー画像、バーチャル背景、パワーポイントなどのデザインに展開しました。